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子ども霞が関見学デーに参加した感想と幼児向けおすすめプログラム

      2017/06/30

子ども霞が関見学デーに参加した感想と幼児向けおすすめプログラム

そういえば「子ども霞が関見学デー」というものが7月29日と30日で開催されているというフレコミを人づてに聞いたので、1歳の息子を連れて行ってみることにした。
結果、とても楽しいことがわかったので、毎年行くことに決めた。

なお、文部科学省の「子ども霞が関見学デー」を紹介するサイトによれば、以下の実施内容のようだった。(このサイトは毎年更新される。以下は2015年度のものから抜粋。)

対象:全国の小・中学生・幼児等
   (原則として保護者同伴)
期間:平成27年7月29日(水曜日)、30日(木曜日)
内容:職場見学のほか、各府省庁等の特色を生かし、子供たちを対象に広く社会を知る様々なプログラムを設け、一斉に「子ども霞が関見学デー」として実施します。
当日は、子供たちの興味に合わせて霞が関を自由に歩くことができるよう、参加者に各府省庁等のプログラムと地図が入った「日本国霞が関子ども旅券」(パスポート)を配付します。

<参加府省庁等>
人事院、復興庁、内閣府、宮内庁、公正取引委員会、警察庁、特定個人情報保護委員会、金融庁、消費者庁、総務省、公害等調整委員会、法務省、外務省、財務省、国税庁、文部科学省、厚生労働省、農林水産省、経済産業省、特許庁、国土交通省、気象庁、環境省、防衛省、会計検査院、国立国会図書館

「幼児」も参加できるとの内容なので、特に1歳でも問題無い。

また、2016年度(平成28年度)では、期間は平成28年7月27日(水曜日)、28日(木曜日)なので、毎年、7月最終週の水曜日と木曜日に開催されるイベントなのではと推察される。

内容が幼児にとっては高度かもしれない

しかしさすが官庁街で行われているイベントというか、どれも内容のレベルが高い。
一応プログラムを見て幼児向けのものに行ってみてはいるものの、小学生以上になったほうが楽しめる企画が多いか。

ちなみに私個人としては「プロも使用しているプログラミング言語「HTML」と 「JavaScript」を使って、インターネットブラウザ上で動くWeb アプリケーションを開発してみよう!」という文部科学省の講義をむしろ親である私が受けてみたいとか思っている。

他にもプログラミングで実物を物理的に動かす系のものがある
将来息子が小学生になったときには、プログラミングくらいは教えてやりたい。

幼児は置いてあるもので勝手に遊んでいる

で実際、親である私は、いかにしてまだ1歳の息子が楽しめそうな企画があるかをプログラムを見ながらあれこれ考えるわけですが、偶然見つけた部屋の隅っこの方に置いてあるおもちゃスペースで時間つぶししていたら、息子にとってはそれが一番楽しそうだった。
新幹線(あれはN700系でしょうかね)を走らせたプラレールとかトミカとか、レゴブロックとか複数のプラスチックの器が置いてあるだけのスペースだったのですが、子供は子供なりのルールで延々と楽しそうに遊んでいるわけだ。
複数のプラスチック器を並べてそこにレゴブロックを分類して入れていく、走っている新幹線を止めてみる、脱線させてみる、など。
それを延々飽きもせず繰り返している。

また別の場所ではボールプールがあり、そこのスーパーボールを取っては親に渡す、を延々繰り返す。その作業自体が楽しいらしい。

ある心理学の本に、「あるおもちゃの対象年齢が規定されていて、子供がその年齢に達していないからといって、まだそれを与えないというのはよろしくない。おもちゃの本来の使い方とは関係なく子供は自分なりの遊び方で工夫して遊ぶものだ」というようなことが書いてあって、やっぱりその通りだなと思った。
親が想定していた遊び方とはかけ離れた遊び、それの一体何が面白いのか、と思わず息子に聞かずにはいられないような遊び方で、集中して子供は遊ぶ。
またそれが創造力につながるのだろう。

だから私があれこれどの省庁のどのプログラムに連れて行くべきかとか考えていたことは割と無駄になったわけですが、きっと子供にとってはそれなりに吸収するものは多かったに違いない。

実際参加しなかったけどプログラミングの実習とかも、実際は1歳の子供がそれをできるハズはないのですが、それを傍目に子供に見せているだけでも子供は得る物があるんじゃないか。

というわけで、ちょっと高度かな、まだ年齢に達していないかな、と思われるようなイベントやらおもちゃやらでも、臆せず参加させてみるといいのかもしれない。

そういえばまだ全然言葉もしゃべれていない年齢なので、あまり混乱させないように、難しい言葉は使ったりしないようにしていたのだが、ある言葉を言うとそれを理解している様子(風呂に入るよ、と話しかけると風呂に向かって行くとか、牛乳飲むか、と話しかけると冷蔵庫まで歩いて行って牛乳が格納されている部屋の方を指差すとか)なので、もっと普通の言葉で会話してみても良いのかなと思った。
数字とか英語とかも使ってみるかなあ。

幼児向けのプログラム

というわけで、幼児でも楽しめるおすすめのものを紹介してみる。

特許庁

ガリガリ君や米村でんじろう先生が監修した参加型ショーが目玉のようだが、それらはまだ年齢的に高度すぎて楽しめない。
また、女性弁理士きょうこ先生という実験ショーのようなものがあるようだが、それもまだまだ楽しむには先である。
(ところで女性弁理士きょうこ先生とはどのような方なのでしょうか。)

事前公開されるプログラム一覧には出てこないが、ロビーに単に置かれているだけのプラレールとかその他のおもちゃ、ボール投げ遊びなんかで十分楽しめる。

文部科学省

このイベントを開始した発端の省庁であり、一番プログラムが充実していそうな雰囲気があるが、まだ2歳とかそこらの幼児だと楽しめるものが少ない。
ほとんどが小学生以上向けだと思われる。

国土交通省

「乗ってみよう!「はたらくくるま」!」(2016年(平成28年)のタイトル)でパワーショベルに乗れたりなど、一般的に大人でもなかなか操作する機会に恵まれない車に乗れたりするのがすごい。
特に男の子であれば2歳くらいからでも十分な車への興味を示しているので、ぜひこれは参加したい。
ただし、予約が必要で、毎年7月上旬には予約を締め切ってしまうため、かなり余裕を持って6月末くらいから省庁のホームページをチェックしておきたい。

また、フライトシミュレータ体験や鉄道運転シミュレータ体験などもあり、幼児の興味を引く乗り物関連のものが一番多いのが国土交通省である。
一番のおすすめ省庁と言える。

防衛省

ヘリコプターや自衛隊車両に乗れたりする。
いつも図鑑で見ていただけの自衛隊車両や、空を見上げては憧れていたあのヘリコプターに乗れる絶好のチャンスだ。
ただし予約の締め切りも相当早いので、毎年6月くらいにはチェックを怠らないようにしたい。
主に予約は往復ハガキである。

厚生労働省

全体的に小学生以上向けのものが多いが、「遊びと学びの広場「児童館」へようこそ!」(2016年タイトル)など、いつも幼児が楽しく遊んでいてお馴染みの児童館に関するイベントもある。

事前予約、事前申し込みには往復はがきが必要

事前予約が必要なプログラムがあるのだが、この予約の方法が、プログラムごとに異なっている。

具体的には、メールで予約するものと往復はがきでの予約が必要なものとで分かれているのだ。

例えば、私は国土交通省の「乗ってみよう!「はたらくくるま」! ~本物のパワーショベルを動かしてボールをすくってみよう!~」は特にオススメだと思うのだが、これの予約は往復葉書である。

なぜそのように区分されているのかわからないし、今日び「往復はがき」というシステムが古すぎて笑ってしまった。

電子メールですらも笑ってしまう。

普通応募フォーム等でWEBで全部済ませるだろ。

その方が応募者も受付管理者側も楽な上に、応募フォーム構築なんて別にウェブに詳しくなくても誰でもできる。

はがきとかメールとか管理が面倒だし参加者側も面倒。

しかしそういう規則なのでそれに従わなければならない。

郵便はがきの値段が上がって2017年6月現在では郵便局で164円になってしまったが、少しでも安くしたければ金券ショップ、チケットショップで160円で購入可能。

で、そうやって時間とお金をかけて往復はがきを買って応募したとしても、応募者多数の場合は抽選になるわけで、落ちることもある。

その場合色々とコストだけがかかって終わり、無駄足を踏んだだけになるという悲しさ。

2017年(平成29年)は8月2日(水)と8月3日(木)

2017年(平成29年)の日程等が6月下旬に発表された。

特段各省庁のプログラムに目立った違いはなく、従来から人気のあるものは引き続き継続されている模様。

個人的にはやはり、息子が好きなものが乗り物であるため、国土交通省が素敵である。

さらに息子が踏切に興味を覚えてきたところ、どうも「踏み切りの非常ボタンを押せる」という魅力的なプログラムもあり、これもなかなか凄まじいと思われる。

とにかく、プログラム発表が6月下旬(2017年(平成29年)は6月27日ごろだった)であり、締め切りが7月10日(月)だったりして、応募受付期間がすごく短い。

この時期には入念に公式サイトをチェックしておかないと、いつのまにかスケジュールが発表されていてしかも応募受付期間も過ぎていた、などという悲しいことになりかねないので、毎年6月下旬にはこども霞が関見学デーのことを思い出したい。

こども霞が関見学デーに便乗した不審な電話や訪問に注意

上記の通り、こども霞が関見学デーはいつのまにかプログラムがオフィシャルホームページで発表されているということなので、プッシュ型でこども霞が関見学デーの担当者側から通知されることはない。

したがって、こども霞が関見学デーを名乗るような電話や訪問などは明らかに詐欺か何かであると疑った方がいい。

どうも最近このイベントが人気が出てきたからなのか、そういう詐欺電話などが各家庭にかかってきているらしい。

注意が必要である。

 - 育児